貧乏令嬢のポジティブすぎる契約結婚〜継母としてもがんばります!〜

懸命に考えを巡らせていた。
そしてディアンヌはピーターとララ、ララが持っていたナイフが目に入る。
荷物に入っているメリーティー男爵家から持ってきたフルーツを見てあることを思いつく。

(……そうだわ! いいこと思いついた。サスペンスドラマを思い出すのよ)

これがうまくいくかは、ピーターが鍵となる。
こんな時、よく弟たちと遊んでいる内容が役に立つ。

(今、わたしにできることをしてララを救うのよ……!)

ディアンヌはテーブルの上にあるメモとペンを手に取る。
そしてリュドヴィックに伝えたい内容を簡潔に書き込んでいく。
このメモを見たらすぐにピーターと共に部屋に来て待機して欲しいと伝える。


「ピーター、お願いがあるんだけど聞いてくれる?」

「なに? ディアンヌ」

「今からララと騎士ごっこをするの。ここで事件が起こるから、騎士団長のリュドヴィック様と騎士のピーターは真犯人を見つけて逮捕してね」

「ボクが騎士!? 真犯人がいるの!?」


ピーターはディアンヌの提案に目を輝かせている。


「そうよ! ララが犯人に見えるけど本当は違うの。それだけは覚えていてね」

「わかった! とっても楽しそうだね」

「他の人に見つかったりしたらピーターの負けになるわ。真犯人を見つける秘密の任務なの! 見つからないようにリュドヴィック様のところに行ける?」

「うん、任せて! 内緒にすればいいんだね」

「でもマリアとエヴァは味方だから、途中で会っても大丈夫よ! メモを見せてあげて。でも他の人たちはダメだからね」

「わかった!」