貧乏令嬢のポジティブすぎる契約結婚〜継母としてもがんばります!〜

ディアンヌはララを抱きしめた。
彼女の気持ちが痛いほどに理解できる。
ディアンヌも家族を守るためにパーティーに向かった。
そこでピーターやリュドヴィック、ロウナリー国王に運よく救われたディアンヌだったが、ララは苦しみ続けている。
家族とカトリーヌに挟まれて、ララは苦しいだろう。
しかし正しい選択をしてくれようだ。

(どうにかしてララを助けたい……!)

カトリーヌはディアンヌからマリアを引き剥がそうとしたのだろう。
その間にララにディアンヌを傷つけさせようとした。

(脅してこんなことをやらせるなんて信じられない!)

こんなにも自分が力を持っていたらと思ったことはない。
今のカトリーヌには目の前で困っているララを救うことすらできないのだ。

そんな時、ピーターがディアンヌの部屋の中に入ってくる。


「ピーター!」

「ディアンヌ、荷物片付けるの終わった?」

「ううん、まだよ」


ピーターはララを見て警戒するようにディアンヌの後ろに隠れてしまった。
しかしララが号泣する様子を見て、いつもとは違うと悟ったらしい。
「大丈夫?」と、ララに声をかけている。
ピーターの優しさに感動しつつ、ララにハンカチを渡す。
ララは目元を拭いながら、頭を下げた。
ピーターは心配そうにディアンヌを見ている。


「公爵夫人であるディアンヌ様を傷つけようとした罰は受けます」

「……公爵夫人?」

「本当にごめんなさい……!」