ディアンヌは何も言えずに口ごもることしかできなかった。
あんな風に言われてしまえば、ディアンヌも本当にそうなのかもと思ってしまう。
(さ、さすがリュドヴィック様だわ……! わたしとは全然違うもの。きっと嘘だってうまくつけるのね)
リュドヴィックが宰相として素晴らしいのは、こういうところなのだろうと必死に言い聞かせていた。
「すぐに結婚したと聞いて、とても心配していたけれど、あなたの幸せをきちんと考えてくれているみたいで安心したわ」
「そうね……そうだと思うわ」
リュドヴィックは結婚前に『私からの愛は期待しないでくれ』と言った。
以前はそう言われてなんともなかったはずなのに、今になってズキリと胸が痛む。
ディアンヌの表情を見てか、母は手を握る。
「ディアンヌ、辛くなったらいつでも頼ってちょうだい。できる限り力になるわ。あなたのおかげで、みんなが救われたんだもの」
「……ありがとう、お母様」
「本当に感謝しているわ。ありがとう」
ディアンヌは母と抱き合いながら目を閉じた。
ふと窓の外を見ると、四人が泥だけになりながら遊んでいるのが見える。
ディアンヌが窓を開けて声を掛けると、ロアンがこちらに気づいて困った様な表情で手を上げる。
ディアンヌも手を振りかえす。
あんな風に言われてしまえば、ディアンヌも本当にそうなのかもと思ってしまう。
(さ、さすがリュドヴィック様だわ……! わたしとは全然違うもの。きっと嘘だってうまくつけるのね)
リュドヴィックが宰相として素晴らしいのは、こういうところなのだろうと必死に言い聞かせていた。
「すぐに結婚したと聞いて、とても心配していたけれど、あなたの幸せをきちんと考えてくれているみたいで安心したわ」
「そうね……そうだと思うわ」
リュドヴィックは結婚前に『私からの愛は期待しないでくれ』と言った。
以前はそう言われてなんともなかったはずなのに、今になってズキリと胸が痛む。
ディアンヌの表情を見てか、母は手を握る。
「ディアンヌ、辛くなったらいつでも頼ってちょうだい。できる限り力になるわ。あなたのおかげで、みんなが救われたんだもの」
「……ありがとう、お母様」
「本当に感謝しているわ。ありがとう」
ディアンヌは母と抱き合いながら目を閉じた。
ふと窓の外を見ると、四人が泥だけになりながら遊んでいるのが見える。
ディアンヌが窓を開けて声を掛けると、ロアンがこちらに気づいて困った様な表情で手を上げる。
ディアンヌも手を振りかえす。



