「どうして起きてるんだい?」 僕が発した最初の言葉はそれだった。 「サンタさんを待ってたんだよ。はい、これ」 そう言って男の子は僕に、白いふわふわのあたたかそうな靴下を差し出した。 僕はうけとった。 「ママがね、サンタさんが来たら渡しなさいって言ったんだ」 「…ママはどこにいるんだい?」 このくらいの年の子はまだお母さんと寝るもんだろう。