「でも、来てくれたから……」
頑なにミドリを帰そうとしないすみれ。
もしかして。
勢いで恋人になったけど、すみれはミドリのこと好きだったり……。
ありえる。
どうしよう、俺、握手会で会ったときから初恋なのに。こんなところで折れるなんて嫌だ。
「そーなの?じゃあお邪魔しよっかなぁ〜?」
ミドリは鼻の下を伸ばして右足を床に乗せた。
このまま上がるようだ。
「ねえ、すみれ」
「な…に?」
俺はすみれの肩を持つ。ミドリがなんかしないように。
「ゆうとなんかやめたら?」
「え…?」
いきなり何を言い出すのかと思ったら、破局させようとしてんのか?
「すみれは、俺と付き合えばいいよ」
っ…!!
「え、え…なんで……っ」
「だって俺――」
「――ストップ!!」
「冗談だろ、笑」
頑なにミドリを帰そうとしないすみれ。
もしかして。
勢いで恋人になったけど、すみれはミドリのこと好きだったり……。
ありえる。
どうしよう、俺、握手会で会ったときから初恋なのに。こんなところで折れるなんて嫌だ。
「そーなの?じゃあお邪魔しよっかなぁ〜?」
ミドリは鼻の下を伸ばして右足を床に乗せた。
このまま上がるようだ。
「ねえ、すみれ」
「な…に?」
俺はすみれの肩を持つ。ミドリがなんかしないように。
「ゆうとなんかやめたら?」
「え…?」
いきなり何を言い出すのかと思ったら、破局させようとしてんのか?
「すみれは、俺と付き合えばいいよ」
っ…!!
「え、え…なんで……っ」
「だって俺――」
「――ストップ!!」
「冗談だろ、笑」


