そして、現実世界に戻って来てから年月が経ち、あれから7年が経っていた。
わたしは34歳になり、今もまだ岡部さんのお花屋さんで働き続けていた。
朝起きて、仕事に行き、18時にお店が終わってから、帰り道にあるスーパーで買い物をして、帰宅するのが毎日のルーティンで、何も変わらない毎日を一人静かに暮らしていた。
いまだにわたしは、左手首にクロキさんから預かった時計のようなものを付け続けている。
外す時といえば、お風呂に入る時くらいだ。
わたしは、就寝時間になり布団に入ると、必ずクロキさんのことを思い出していた。
7年経っても変わらない、クロキさんへの気持ち。
もう7年も経つのに、クロキさんをまだ待ち続けている自分は馬鹿なのかなぁ、と思うこともあるが、クロキさんは言ってくれた。
「必ず会いに行きます。」と、、、
わたしはその言葉を信じ、今日も眠りに就いた。



