「生きること」

クロキさんはまず、闇の巨人の足に向かって鎌を振った。
すると、闇の巨人の片足が崩れ、破裂し意識を失ったたくさんの人間たちが落ちてきた。

片足を失い、バランスを崩した闇の巨人は倒れ掛けたが、すぐに落ちた人間たちを吸収すると、足が元通りになってしまった。

クロキさんは次に闇の巨人の腕に向かって鎌を振ろうとしていた。
しかし、闇の巨人がクロキさんに向かって大きく腕を振り、クロキさんは勢い良く吹き飛ばされてしまったのだ。

「クロキさん!!!」

クロキさんは建物にぶつかり、ぶつかった部分は崩れ瓦礫となって落ちてきた。
クロキさんはすぐに立ち上がったが頭から血を流しており、かなりダメージを受けているように見えた。

クロキさん、、、
どうしよう、このままじゃ、、、
クロキさんが戦ってくれているのに、わたしは見ていることしか出来ないの?
わたしに何か出来ることはないのか、、、

そんなことを思っている間にも、クロキさんは何とか舞さんが居るであろう心臓部分に亀裂を入れようと、何度も鎌を振り、闇の巨人と戦っていた。

すると、わたしはふとあることを思い出した。

わたしは自分の手のひらに視線を落とした。

わたしはクロキさんから少し力を分けてもらっている。
そのおかげでさっきは大樹にバリアを張ることが出来た。

もしまだ力が残っているなら、何かクロキさんのお手伝いが出来るかもしれない。

わたしは、自分の手を一度グッと握りしめると、闇の巨人に向けて手のひらをかざした。