きっとそれは幸せな夢だった

『朝起きれないから午前のコマはとってないもーん。』

「何大学生みたいなこと言ってんだよ。自習しろ自習。」

『先生みたいなこと言わないでよー。』


他の教員に比べたら

現役大学生の俺は、生徒たちとの年齢も近い。

そのせいか生徒の中には俺のことを

ちょっと年齢が上の友達くらいに思ってる奴も多い。


『じゃ、流石にちょっとは勉強しないとまずいから、自習室借りるねんー、』

「はいはい、頑張れよ。ってもう頑張ってるか。」