ベランダ越しに花束を

私の手を掴んだのは、光琉だった。


「えっ」


私は驚きのあまり、固まる。


「とりあえず、俺ん家来て」


私は手を引っ張られながら、光琉の家に連れてこられた。


「お邪魔します…」


私は、足を踏み入れてはいけない場所にいるかのように玄関に入った。