私はまた空を見上げる。 私は、日和たちを許さない。 今までも、そしてこれからも。 私はアイツらを憎む。 これから一生、たとえ日和がこのいじめを忘れようと、絶対。 と、そう心に決めたとき、「舞花」と私を呼ぶ声が聞こえた。 私は光琉を見る。 「明日も、ベランダに来いよ」 「え?」 「さっきの人たちのことを考えるなら、誰かと喋ってた方がいいだろ?」