私は急な問いに動揺する。 私は、あの夜と同じように、手すりに手を置く。 しばらくしてから、私は口を開いた。 「多分、飛び降りてたと思う」 あの時は、ただ苦しくて、辛かった。 毎日のように鳴り響く電話、自分の醜い姿、脳によぎるアイツらの笑い声。と、何もかもが。 でも、光琉のおかげで、花々が一遍に咲き誇ったみたいに、私の日々は色づいていった。 今ここに私がいるのも、光琉のおかげ。 私は、光琉に救われてばかりだ、と今更ながら思った。 「そっか」