ベランダ越しに花束を


本当は、昔とは変わらない、情けない自分なのに。

これだから、私はやっぱり、この世界に要らない。必要ない。

さっさと死ねばよかった。

1人うずくまっていると、ピンポーンと家のインターホンが鳴った。

ピンポーン、ピンポーン、と続けて鳴る。

もしかしたらアイツらかもしれない、と思ったが、違う人かもしれないので、私は恐る恐るインターホンを覗いた。

そこには、光琉がいた。

「えっ」

私は驚きながらも玄関に行き、ドアを開ける。

私はできるだけ、何も無かったような声音で話した。