「うん、そうだよ」 私は、上から盥を落とされた気分だった。 悲しいというよりも、驚きのほうが大きかった。 こんなに一瞬に、私たちの関係がなかったことのようにされるなんて。 それくらい、私たちは薄く、脆い関係だったのだ。 「お前ほんと最低」 日和がトーンを落として言う。 「やってないから」 私がそう言うと、日和が声を上げて言った。