ベランダ越しに花束を



もしかしたら私は、心のどこかで思っていたのかもしれない。

また前みたいに、学校に行きたいって。

そう思わせてくれたきっかけは光琉だ。

私ははるか遠くの、淡くて優しげな空に向かって、ありがとう、という言葉を送った。


[完]