ベランダ越しに花束を



そして間を開けて、言った。

「本当に、ごめん。ごめんなさい…」

頭を下げて、最後の方は小さな声になっていた。

正直、許したくなかった。

なんで今更謝ってくんの、って。

そうキッパリと言ってやりたかった。

でも、こうやって美沙と会えるのは、もしかしたら最後なのかもしれない。

人間だれしも、この先何が起こるかなんて分からない。