ベランダ越しに花束を

私はバスを降りて、家へと向かっていた。

歩きながら花束をチラチラと見て、嬉しさを胸に秘めながら歩いていた。

その時、前から人が歩いてきて、すれ違い際に目が合った。

そして私は、それを見たことに後悔した。

「…舞花ちゃん」

そこには、美沙がいた。

一瞬、信じられなかった。

久しぶりの美沙は、髪の毛をロングからボブにしていた。分からないはずだ。