ベランダ越しに花束を



私はバスに乗った。

だんだんと山の景色になっていく。

バスを降りて少しすると、あの小さな花屋さんが見えてきた。

店に入ると、前に来たときと同じくこの部屋には収まりきらないほどの花で埋め尽くされていた。

「いらっしゃい」

奥から真彩さん出てくる。

「こんにちは」

私は会釈をして言った。