ベランダ越しに花束を

紫の花弁が元気づけてくれているかのように、ひらひらと優雅に揺れていた。

私はその姿に、吸い寄せられるようにベランダへ向かった。

太陽の光を浴びて、周りがキラキラと輝いて見える。

光琉が好きな、紫苑の花。

光琉との思い出が、昨日のことのように脳裏に映し出される。



『花言葉って知ってる?』

『…花言葉?』

『それぞれの花に、象徴的な意味が込められてるんだよ』