ベランダ越しに花束を

好きって、もっと前から伝えておけばよかった。

そしたら、こんなに後悔しなくても済んだのに。

涙を拭っても拭っても、次々と流れ出すから無駄だ。

1人で生きていけるって、好きって言ってくれた。

それだけで、全身が嬉しいに満たされる。

ふとベランダを見ると、光琉から貰った花がまるで光琉の死と引き換えのように、美しく、悠々と咲き誇っていた。