ベランダ越しに花束を

その途端、すぐにリビングに戻り、ハサミを机の引き出しから取り出した。

ぎこちない手つきをしながら、なんとか封を切った。

中からは、1枚の紙が出てきた。

手紙だ。

私は、今にも吐きそうなほどの胸の鼓動を懸命に抑えながら開いた。

ふわっとほのかに花の香りがした。

そこには、本当に光琉が書いたんだな、と納得のいく優しい滑らかな字体が並べられていた。

私はその手紙に釘付けになった。