ベランダ越しに花束を

そんなある日、ぼーっと、ただ毎日が過ぎていくのを待っていると、ピンポーンとチャイムが鳴った。

もしかしたら、光琉かもしれない。

謎の期待を胸にドアを開けた。

そこには、茶髪の髪をふわふわとなびかせた、私のお母さんと同じくらいの歳の人が居た。

その人は会釈をし、私も同じように会釈した。

そしてその人は口を開いた。

「初めまして、光琉の母です」

その言葉を耳にした途端、私は目を大きく開いた。

光琉のお母さんが、どうして家に来たんだろう?

私はしばらく棒立ちしていると、その光琉のお母さんは、どこか苦しそうに続けた。