ベランダ越しに花束を



『光琉!待って行かないで!』


私は光琉にしがみつく。


『舞花。本当に会えて良かった』


光琉の涙の雫が光でキラキラと煌めく。


『私だって。もっと光琉と一緒にいたいよ』


『舞花』


『光琉、やだ消えないで』


『舞花』


『…?』


すると、あの大好きな優しい笑顔で光琉が笑った。


私も、一生懸命笑顔を見せた。


目を細めたせいで、目尻に溜まってた涙が一気に流れ出す。