ベランダ越しに花束を

「光琉、ほんとにありがとう。私、光琉の分まで生き抜く」

絶対に、生き抜いてみせる。

苦しくて辛くても、光琉と見たあの星空を思い出して、そんな悩みは小さすぎるって前向きに考える。

世界はもっと素敵なんだって。

光琉がくれたような鮮やかな日々にしてみせる。

私は精一杯の笑みを見せた。

「俺も、ありがとう。おかげでここまで生きてこられた」

それはまるで優しい太陽に照らされた、くしゃっとはにかむ、向日葵のような笑みだった。