ベランダ越しに花束を

蚊の鳴くような声が出た。

私はまた俯く。

ほんとに、大丈夫だろうか。

光琉が、いなくても生きていけるのだろうか。

「舞花」

光琉が優しく問いかけるように私の名前を呼ぶ。

顔をあげると、光琉が私の頭を優しく撫でる。

そして、手すりに置いていた私の手を握った。

「…うぅ、」

「舞花、舞花は大丈夫だから」

涙が出てきて、目の前が滲む。

「俺がいなくても、絶対やっていける」

「、、なんでそう思うの?」