ベランダ越しに花束を

『どうしたの?』

俺はさらに尋ねる。

すると、姉ちゃんは決意に満ちた目で俺を見つめ、口を開いた。

『光琉、驚かずに聞いてね』

俺は喉をゴクリと鳴らした。

『光琉は、明日死んじゃうの。だから、神様が今日だけだよって』

姉ちゃんが苦しい表情で告げた。

でも、俺は驚かなかった。

自分で、なんとなくわかっていた。

もうすぐ死ぬと。

頭がいつもよりぼーっとするし、手足も前よりも痺れが酷くなった。