ベランダ越しに花束を

肌寒い風が頬に当たる。

洗濯物は氷のように冷たくなっていた。

12月。

光琉が出てこなくなってから、約2週間が経った。

ひりひりと痛む胸を無視して、洗濯物を干していた。

でも、やはり光琉のことが頭から離れない。

光琉、どうしたんだろう。

風邪でも引いたのだろうか。

まさかとは思うけど、もうこの世に…

ダメだ。光琉のことを考えたら、すぐ悪い方向にいってしまう。

このまま、帰ってくるのを信じて待つことしかできないんだ。