ベランダ越しに花束を

本当に光琉の側に居たいから。

支えてあげたいから。

1分、1秒でも、会えないだけで惜しい。

私はこれからも光琉とずっと一緒に居たい。

光琉は目をまん丸に開けて、少し顔を赤らめて言った。

「…ありがとう。俺、舞花にありがとうって言ってばっかだな」

光琉はへへっと照れくさいように笑う。

私は首を横に振って言う。

「ううん、私の方が光琉に言ってるよ。だって助けてくれたんだから。だから、今度は私が光琉を助けたい」

「うん。舞花、ほんとありがとな」

「こっちこそ。ほんとありがと」

私たちは微笑み合った。

私は今、明日、明後日、来週には、もう居なくなるかもしれない人と話をしているのだ。

この時間を、後悔しないように、大切にしていこう。