ベランダ越しに花束を

そこには、もう直咲きそうな花が見えた。

俺があげた花。

舞花に似合う、とっておきの花だ。

あれの意味を舞花が知れば、まぁ俺の気持ちも伝えなければいいか。

なんて、何逃げようとしてんだよ。

人生の最期の最後まで、俺は逃げるのか。

ダメだ。絶対そんなことしたら後悔するって。

じゃあ、どうやって伝えれば…。

と、ふとある考えが頭に思い浮び、俺は外に駆け出した。

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