ベランダ越しに花束を

私は自室のベッドにうずくまる。

涙で枕がしんみりと濡れる。

考えても分からない。

光琉は、この世界に必要なのに。

私よりも、絶対。

ふと、頭であの光琉の笑顔が浮かんだ。

自然に笑みがこぼれる。とくん、と胸が弾む。

そして、分かってしまった。

なぜ、私がこんなにも光琉について考えてしまうのか。

それは、大切な人だから。大好きな人だから。

私は、光琉が好きなのだ。

でも、光琉と一緒に居られるのも、もう3ヶ月もないだろう。

だったら、私が光琉を支えよう。

光琉が私にしてくれたように。

光琉に恩返しがしたい。と、強く心に思った。