ベランダ越しに花束を

自殺する側の人たちは、ただ死にたくて、何も考えずにいるのかと思っていた。

でも違った。

彼らは、生きてることが地獄で、辛くて苦しくてたまらないんだ。

そんな地獄から解放されるために、死ぬ。

この世界に必要ないのなら消えればいいと思っているんだ。

そんなことない。

君はとっても必要な存在なのに。

親族にとっても、俺にとっても。

だから、消えればいいなんて思わないで。

この世に、要らない存在なんて無いよ。

その日から俺は思った。