ベランダ越しに花束を

俺は隣のベランダを覗き込む。

そこには、まるで死を決意をしたかのような女の子がいた。

世界を恨んでいるような、そんな瞳だった。

俺は咄嗟に口を開いた。

「何してるの?」

すると、その女の子は突然泣き出した。

きっと、自殺しようとしていたんだな、と俺は思った。

俺は、自殺しようと思う人の気持ちが分からない。

何故俺よりもある命を絶ってしまうのか。

俺は1年しか残されていないのに。