ベランダ越しに花束を

「余命は、1年ほどでしょう」

1年…?

分かるはずなのに、ずっとその「1年」という言葉がぐるぐると頭を巡った。

俺の心に不安や恐怖が降り積もるように、奥にある小窓の向こうで雪が降り始めた。