ベランダ越しに花束を

光琉は、「ううん、大丈夫。言うつもりだったから」と、
眉毛をノの字にして言った。

私はまた口を開く。

「脳がんだったの?」

光琉は少し間を置いてから話した。

「…うん」

そして、光琉が語り出した。

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