ベランダ越しに花束を

私はキッパリ言い、洗濯干しを続ける。
そして、色々と話しているうちに、あっという間に洗濯干しが終わってしまった。
中に入るか、と思った時、優しい声音が聞こえてきた。

「お疲れ様」

私は光琉を見つめたまま、口がぽかんと開いて、目が離せなかった。
光琉は明るい光に照らされながら、目を細めて優しく笑っていた。

「…ありがと」