ベランダ越しに花束を

「…舞花に見せたいものがあるんだけど」

光琉は少し緊張したように言う。

「見せたいもの?」

私は小首を傾げて言う。

「うん」

「なに?」

「それはお楽しみ」

光琉はそう言うといたずらっぽく笑った。

「は?ズル」

「行く?行かない?」

そんなの気になるじゃん!!

「…行く」