ベランダ越しに花束を

お母さんを憎んでいた自分が嫌になる。

「ごめんなさいね。私のせいで舞花を傷つけてしまって」

お母さんは申し訳なさそうな顔で謝った。

私は首を横に振って、「違うよ」と言おうとすると、

「いいのよ、お母さんのせいじゃないとか言わなくても」

私は目を見開く。

お母さんは呆れたように笑って言う。

「殴ったのは事実なんだし、捕まって当然よね」