ベランダ越しに花束を

「別に大丈夫だけど」

私はそう言い、光琉から視線を外した。


すると、光琉がにやにやした顔で言った。

「何、寂しかった?」

「はっ!?別にっ」


私は顔を真っ赤にして退く。


光琉は私を笑顔で見つめたまま。


雲から太陽が覗いたのか、窓から光が差し込んで、光琉の瞳がきらきらと輝く。


まるで花畑みたいに。