ベランダ越しに花束を

光琉が眉を下げて言い、握る手を強くする。

まるで私を励ますように。


私も握り返す。


しばらくそうしていると、さっき見た診断結果の紙が頭の中で映画のように流れ出した。

揉み消したものの、やっぱり気になった私は、「あのさ」と思いきって切り出した。

「うん?」


光琉が小首を傾げて、優しく返す。

そのせいで、口が上手く動かなかった。


「…やっぱ、なんでもない」