ベランダ越しに花束を

私はお茶を貰うなり、今見たことを奥底に流しこむように、思いっきりゴクッと飲んだ。


冷たい、のどごしがスッキリするジャスミン茶だ。


「そんなに喉渇いてたの?」


光琉がおかしそうに笑って言った。

私は笑顔を懸命に浮かべて言った。


「うん、まぁね」


上手く笑顔が出来ていただろうか。

光琉は、私の隣に座った。
肩が触れ合うくらいの至近距離。