ベランダ越しに花束を

もしかして、光琉が…?


嫌な予感が、脳裏をよぎる。


私はそのまま固まっていると。


「おまたせー」


光琉の声が聞こえて我に返った。


「あ、ありがと」


私はすぐに前かがみになっていた体を元に戻し、何も無かったように笑みを見せる。


きっと、私の勘違いだ。と、無理やり揉み消した。