1月の痛いぐらいに寒い夜風が肌に当たる。
マンションの13階だから、余計に寒いのかもしれない。
ベランダの手すりに手を置く。ひやりと冷たい感触が残る。
もうこんな人生、うんざりだ。
この世界から私が消えても、きっと誰も、何とも思わないだろう。
私は手すりに置く手にグッと力を込め、覚悟を決めた、その時。
「…何してるの?」
マンションの13階だから、余計に寒いのかもしれない。
ベランダの手すりに手を置く。ひやりと冷たい感触が残る。
もうこんな人生、うんざりだ。
この世界から私が消えても、きっと誰も、何とも思わないだろう。
私は手すりに置く手にグッと力を込め、覚悟を決めた、その時。
「…何してるの?」
