…光に包まれて。

「はよ食べ~。空にはあとで買ってあげてから言えば良いじゃん。」




本当に紗季はみんなのお母さんのようだった。




「そだねッッ。」




美羽はおいしそうにチーズケーキをぺろりと食べた。




「あッッ!!空待ってるんだった!!」




「おっじゃあさっさと行くべー」




トントンッ




美羽が車の窓ガラスを叩いた。




やっと来たか…。




「おせーよ!!呼びに行くだけで、こんなに待たせんなよ」




ぜって~何か食って遅くなってたんだな。




「ごっめ~ん」




美羽は両手を合わせながら言った。