「瞬くん、それ以上言わないで」 そう星那さんに遮られた。 「え?」 「あのね、私来週から新しい仕事を任されてね。しばらく忙しくなるからこうやって会えなくなるの」 「…そう、ですか…」 「うん、ごめんね」 「いえ、お仕事頑張ってください」 「ありがとう」 「また…こうして一緒に本読める時間があれば連絡してください。待ってるんで…」 これが僕の精一杯だった。 「うん、わかった。約束ね」 そういってエレベーターへ。