でも、僕は1番近くで恋に傷ついた人を見てきた。母が口酸っぱく女の子は大切にしなさいと教えてきたのは、自分が男に傷つけられたから。 父が母に恋心がなくなってしまったように、僕も星那さんをいつか過去にしてしまうのだろうか。 そんなことができてしまうのだろうか。 もしもそんなことをできてしまう僕がこの先にいるのなら、そんな僕を存在させないように夢中で星那さんを好きでいる。 そう決めた日の夜は、星空が綺麗だった。