あたしの恋を決定付ける出来事がおきた。 いつもの塾の帰り道。 目の前には 大好きな誠くんと ……理恵さん。 二人は笑顔で。 とても仲が良さそうに見えて。 あたしはただ、立ち尽くすだけで 何にも出来なかった。 変に冷静なあたしがいて。 こうなる事は どこかでわかってたのかもしれない。 これ以上考えたくなかった。 もう 何も……