部屋に戻ったあたしは、 少し近づいたように思えた距離に、 誠くんがあたしに笑ってくれた事に 幸せを噛みしめてた。 取ってもらった枯葉を、 壊さないようにそっと取り出して。 こんな物まで輝いて見えるあたしって…… 一番お気に入りの小物入れの中身を全部取り出して、 宝物を ……そっとしまった。 あたし以外には、まったくそんな風に見えないだろうな(笑) あたしだけのトクベツでいいんだもん。