夕方になり、みんなで
車でお蕎麦屋さんへと出発した。
「あなた、場所は分かったの?」
「ああ、だいたいな」
「だいたいって…」
「近くまで行けば分かるだろ」
「もう… いつもいい加減
なんだから」
私たちはそのお蕎麦屋さんが
あるという場所に着いた。
とりあえず近くにある駐車場へ
車を止めた。
おじさん、おばさん、美紀ちゃん、
私で、車を降りて
お蕎麦屋さんを探した。
私たちは近くにあった
居酒屋さんで聞いてみた。
「あ〜、その蕎麦屋なら、
まるっきり反対側にあるよ。
この脇の細い道を
真っ直ぐに行って、
左、右、右?左…?あれ?
ちょ、ちょい待って…」
お店のおじさんは紙とペンを
出してきて、道を書いた。
「え〜とね… 脇の道を
左、右、右、左、右って行くと
その蕎麦屋があるよ。
暗い道だから気をつけてな」
お店のおじいさんは笑顔で
道を教えてくれた。
私たちは母と祖父母を連れて、
居酒屋さんのおじさんに
教えて貰った道を進んだ。
「こ、この道…
確かに細くて暗いわね。
百合子、気をつけてね」
母と私は腕を組んで歩いた。
細い道がたくさん分かれていた。
周りは住宅が並んでいる。
「なんかドキドキしてきたわ」
母は笑顔で言った。
歩くのも、いつもより早足に
なっていた。
「お〜い!あったあった!」
先に歩いていたおじさんが、
大きな声で言った。
「あなた!夜なんだから、
大声出さないの!」
「す、すまん…
ほら、そこにあるよ」
おじさんが指を差した。
私たちは指差す方を見た。
暗い路地に小さい提灯が
キラキラと輝いている。
のれんに、『俺の蕎麦』と
書かれていた。
みんなそのキラキラした光に
見取れていた。
母は嬉しそうにに微笑んだ。
車でお蕎麦屋さんへと出発した。
「あなた、場所は分かったの?」
「ああ、だいたいな」
「だいたいって…」
「近くまで行けば分かるだろ」
「もう… いつもいい加減
なんだから」
私たちはそのお蕎麦屋さんが
あるという場所に着いた。
とりあえず近くにある駐車場へ
車を止めた。
おじさん、おばさん、美紀ちゃん、
私で、車を降りて
お蕎麦屋さんを探した。
私たちは近くにあった
居酒屋さんで聞いてみた。
「あ〜、その蕎麦屋なら、
まるっきり反対側にあるよ。
この脇の細い道を
真っ直ぐに行って、
左、右、右?左…?あれ?
ちょ、ちょい待って…」
お店のおじさんは紙とペンを
出してきて、道を書いた。
「え〜とね… 脇の道を
左、右、右、左、右って行くと
その蕎麦屋があるよ。
暗い道だから気をつけてな」
お店のおじいさんは笑顔で
道を教えてくれた。
私たちは母と祖父母を連れて、
居酒屋さんのおじさんに
教えて貰った道を進んだ。
「こ、この道…
確かに細くて暗いわね。
百合子、気をつけてね」
母と私は腕を組んで歩いた。
細い道がたくさん分かれていた。
周りは住宅が並んでいる。
「なんかドキドキしてきたわ」
母は笑顔で言った。
歩くのも、いつもより早足に
なっていた。
「お〜い!あったあった!」
先に歩いていたおじさんが、
大きな声で言った。
「あなた!夜なんだから、
大声出さないの!」
「す、すまん…
ほら、そこにあるよ」
おじさんが指を差した。
私たちは指差す方を見た。
暗い路地に小さい提灯が
キラキラと輝いている。
のれんに、『俺の蕎麦』と
書かれていた。
みんなそのキラキラした光に
見取れていた。
母は嬉しそうにに微笑んだ。


