夕食が出来た。母親も目が覚め、
居間に来た。
お姉さんが母にすぐに声を掛けた。
「百合子、疲れはどう?」
「眠ったから大丈夫よ」
確かに母の顔色が良くなっていた。
「そう、良かったわ。
今日は百合子の好きなものを
たくさん作ったからね」
「ありがとう、お姉ちゃん」
母とお姉さんは目を合わせ
小さく頷いた。
テーブルには母の好きな料理が
並んでいた。
祖母が作った肉じゃが、
卵焼き、お味噌汁。
それにお姉さんが作った
餃子にシーザーサラダ。
なんだかみんなバラバラな
組み合わせ…
でも母は料理を見て、とても
嬉しそうだった。
調度良く、お姉さんの旦那さんも
仕事から帰ってきて、
全員が揃った。
母はたくさんは食べられないので
全ての料理を少しずつ食べていた。
みんな、母が食べて喜んでいる姿を
目に焼き付けているようだった…
暫くして母がお姉さんに
話し掛けた。
「ねぇ、お姉さん、鎌倉に
『俺の蕎麦』って言う、
お蕎麦屋さんてある?」
「俺の蕎麦? 聞いたことないわね。
あなた、聞いたことあるかしら?」
お姉さんは旦那さんに聞いた。
「ああ、聞いた事あるよ。
オレは行った事がないから
分からないけど、なかなか
美味しいらしいよ」
「場所は分かりますか?」
母が聞いた。
「はっきりした場所は
分からないけど、だいたいなら
分かるよ」
「お母さん、そこに行くの?」
「なんとなく行ってみたいのよ」
私は少し驚いた。
私たちはお姉さんの旦那さんに
だいたいの地図を書いてもらった。
母は地元なので場所自体は
分かるようだった。
居間に来た。
お姉さんが母にすぐに声を掛けた。
「百合子、疲れはどう?」
「眠ったから大丈夫よ」
確かに母の顔色が良くなっていた。
「そう、良かったわ。
今日は百合子の好きなものを
たくさん作ったからね」
「ありがとう、お姉ちゃん」
母とお姉さんは目を合わせ
小さく頷いた。
テーブルには母の好きな料理が
並んでいた。
祖母が作った肉じゃが、
卵焼き、お味噌汁。
それにお姉さんが作った
餃子にシーザーサラダ。
なんだかみんなバラバラな
組み合わせ…
でも母は料理を見て、とても
嬉しそうだった。
調度良く、お姉さんの旦那さんも
仕事から帰ってきて、
全員が揃った。
母はたくさんは食べられないので
全ての料理を少しずつ食べていた。
みんな、母が食べて喜んでいる姿を
目に焼き付けているようだった…
暫くして母がお姉さんに
話し掛けた。
「ねぇ、お姉さん、鎌倉に
『俺の蕎麦』って言う、
お蕎麦屋さんてある?」
「俺の蕎麦? 聞いたことないわね。
あなた、聞いたことあるかしら?」
お姉さんは旦那さんに聞いた。
「ああ、聞いた事あるよ。
オレは行った事がないから
分からないけど、なかなか
美味しいらしいよ」
「場所は分かりますか?」
母が聞いた。
「はっきりした場所は
分からないけど、だいたいなら
分かるよ」
「お母さん、そこに行くの?」
「なんとなく行ってみたいのよ」
私は少し驚いた。
私たちはお姉さんの旦那さんに
だいたいの地図を書いてもらった。
母は地元なので場所自体は
分かるようだった。


