「ただいま〜!」
おばさんが帰ってきた。
私は居間で祖母と話しをしていた。
すると突然、ドタドタドタ!と
足音がして居間のドアが
勢いよく開いた。
私と祖母は驚いた表情で
振り向いた。
「紗英ちゃん!久し振り!」
勢いよく走ってきたのは
私より三つ歳上の従姉妹の
美紀ちゃんだった。
「あ〜!美紀ちゃん!
久し振り〜!
どうしたの?
今、東京にいるんだよね?」
「うん。でも紗英ちゃんたちが
来るって言うから、
暫く戻る事にしたの。
紗英ちゃんに会いたかったからね」
「そうなんだぁ。
私も会いたかった!
すごく嬉しい!」
「何年も会ってなかったもんね。
こんなに大きくなっちゃって…
昔はチョコチョコ私の後ろを
着いてきたのにね」
「美紀、あなたいつの事
言ってるの。
チョコチョコ着いてきたのなんて
かなり昔の事じゃないの」
おばさんが両手一杯に
買物袋を持って居間に来た。
「あなたね、紗英ちゃんに早く
会いたいのは分かるけど、
荷物くらい持ちなさいよね」
「ご、ごめんなさい…」
美紀ちゃんは私をチラッと見て、
ニッと笑った。
「紗英ちゃん、おはぎの材料
買ってきたからね」
「ありがとうございます。
急にお願いしてしまって
ごめんなさい…」
「いいのよ。なんでも言って。
百合子、おはぎ大好きだもんね…」
「はい…」
私は母親を見に部屋へ行った。
母はまだ眠っていた。
何度も何度も、部屋を見に
行ってしまう…
その回数が段々増えていた。
おばさんが帰ってきた。
私は居間で祖母と話しをしていた。
すると突然、ドタドタドタ!と
足音がして居間のドアが
勢いよく開いた。
私と祖母は驚いた表情で
振り向いた。
「紗英ちゃん!久し振り!」
勢いよく走ってきたのは
私より三つ歳上の従姉妹の
美紀ちゃんだった。
「あ〜!美紀ちゃん!
久し振り〜!
どうしたの?
今、東京にいるんだよね?」
「うん。でも紗英ちゃんたちが
来るって言うから、
暫く戻る事にしたの。
紗英ちゃんに会いたかったからね」
「そうなんだぁ。
私も会いたかった!
すごく嬉しい!」
「何年も会ってなかったもんね。
こんなに大きくなっちゃって…
昔はチョコチョコ私の後ろを
着いてきたのにね」
「美紀、あなたいつの事
言ってるの。
チョコチョコ着いてきたのなんて
かなり昔の事じゃないの」
おばさんが両手一杯に
買物袋を持って居間に来た。
「あなたね、紗英ちゃんに早く
会いたいのは分かるけど、
荷物くらい持ちなさいよね」
「ご、ごめんなさい…」
美紀ちゃんは私をチラッと見て、
ニッと笑った。
「紗英ちゃん、おはぎの材料
買ってきたからね」
「ありがとうございます。
急にお願いしてしまって
ごめんなさい…」
「いいのよ。なんでも言って。
百合子、おはぎ大好きだもんね…」
「はい…」
私は母親を見に部屋へ行った。
母はまだ眠っていた。
何度も何度も、部屋を見に
行ってしまう…
その回数が段々増えていた。


