そして、そんなある日。
大翔君からメールが届いた。
その内容は『土曜日に一緒に遊びに行かない?』という物だった。
それを見た瞬間。
「やったあああああああ」
私は思わず部屋の中で叫んでしまった。
お母さんが下から「どうしたの?」と言ってくる。
お母さんびっくりさせてごめんなさいという気持ちで「ごめん、何でもない!」と返した。
もう、これこそもうデートと言って差し支えがないと思う。
私から誘ってもいいくらいのことを、大翔君から誘ってくれた。
私にとっては毎日の登校自体デートのような感じなのに。
ああ、明日が一気に楽しみになってくる。
……ちょっと待って、私外出用の服ある?
なくない? しまったかもしれない……と、すぐに外に出かける。
そう、ショッピングだ。



